2020年4月
金属製品メーカーの低コスト荷役を実現するHyster® 電動トラック
信頼性の高いHyster® 電動リフトトラックは、生産性を高く維持しつつ、事業のあらゆる段階での損傷および関連コストを削減し、金属製品メーカーを支援しています。
「金属製品の荷役では、鋼管やスラブを荷役する大型トラックや高温の鋳造用途に使用される頑丈なフォークリフト以外も使用されます」とHyster Europe産業マネージャー、ブトロス・ハンナ（Botros Hanna）は述べています。「考えられるほとんどすべての産業で、ある程度何等かの金属製品が使用されています。」
世界中の多くの製造メーカーでは、アルミニウム、銅、亜鉛などの金属を極小のコンポーネントや車の部品などの完成品に加工しています。信頼性の高いHyster® の機器は、プロセスのすべての段階でこれらのメーカーをサポートすることができます。
コイル状の材料
最初の問題は、トレーラーに積載された少量の金属コイルの荷受けです。 この問題に対処するために、標準のフォークで対応できる小型のHyster® リフトトラックをコイルの荷降ろし、大型トラックから倉庫までの運搬に使用しています。
この事業では、可能性のある衝撃の影響からトラックを保護する頑丈なシャーシと強固なサイドカバーを備えた、耐久性に優れたHyster® J3.5XN 4輪電動フォークリフトを通常のリフトトラックとして使用しています。
「この段階で損傷した場合、金属が生産に使用できない状態となり、不要なコストがかかります」とブトロスは述べています。「Hyster® Jシリーズのリフトトラックは、標準装備で優れた安定性、頑丈なマスト、円滑な荷役を提供し、荷の落下や損傷を防ぐため、一般的に広く使用されています。」
信頼性の高いHyster® J3.5XN電動リフトトラックは、Hyster® ICリフトトラックと同等の性能を提供し、屋内や屋外の作業に最適です。屋外の荷積み場所から屋内の倉庫までの運搬に理想的なトラックです。
走行、昇降用の3相モーター技術を採用しているため、長時間シフトの厳しい用途に特に最適です。容易にアクセスできるコンポーネントとオンボード診断システムもダウンタイムの削減に役立ちます。
生産開始
金属製品製造用途では、倉庫内の保管からコイルを回収して生産ラインに運搬する部分でHyster® ソリューションが選ばれています。
一部の用途では、タッチスクリーンやジョイスティック、快適に操作できる調整可能なステアリングコラムなど、効率的な操作を実現する人間工学的デザインのキャビンを搭載したHyster® R2.5などのリーチトラックが最適です。 他の用途では、Hyster® 低、中、高所用オーダーピッカーや倉庫の構成に応じて、フォークリフトを使用する場合もあります。
「どの種類の電動トラックを選択しても、金属産業の企業にとって重要度が高まっているゼロエミッションの恩恵を受けることができます」とブトロスは述べています。「電動トラックは静音動作のため、倉庫の作業環境をより快適にします。」
繰り返しが多い作業の場合、牽引トラクター、歩行式カウンターバランストラック、低所用オーダーピッカーなど、手頃な価格のHyster®ロボットソリューションで作業を自動化することもできます。 Hysterの「Balyoドライビング」技術は、信頼性の高いHyster® リフトトラックにロボット制御システムを組み合わせ、コストを削減しつつ、正確性と効率性の向上、損傷の削減、生産ラインの円滑な稼働を実現します。
完成品の荷役
完成した金属コンポーネントや製品は、通常、Hyster® リフトトラックで生産ラインから回収され、大型トラックに積み込まれ、エンドユーザーまで運搬されます。完成品はパレットに詰め込まれたり、フォークで直接運搬されます。
「生産エリアやトラックヤードのスペースは限られている場合があるため、この段階での操作性は特に重要です」とブトロスは述べています。「Hyster® 3輪電動トラックは優れたソリューションです。」
例えば、許容荷重2トンの頑丈なJ2.0XNTモデルには、旋回半径が小さい、ゼロ旋回半径（ZTR）車軸が装備されているため、狭い通路や積み降ろしが多い斜面などで使用することができます。
コンパクトなデザインにもかかわらず、このリフトトラックは、長時間のシフトでも正確な作業に集中できるように快適性を保ち生産性をサポートする、人間工学的デザインを採用したオペレーターコンパートメントが装備されています。
「金属製品の荷役作業は厳しいと理解しています」とブトロスは述べています。「しかし、生産やサプライチェーンのあらゆる段階の特定のニーズを満たす、適切なトラックを選択することで、金属用途での損傷を削減し、効率性を高め、総運用コストの削減を実現することができます。」
